ルワ女-とあるルワンダで働く女子大生のブログ-

アフリカ(ルワンダとナイジェリア)で働いている日本人女子大生でした。憧れの新橋OL→中古車屋(24) アフリカの商売について綴ります。

ゆとりとルワンダジェノサイドメモリアル

ルワンダと聞くと「虐殺」を思い浮かべる方も多いと思います。

 

ルワンダを選んだにも関わらず、
私は、虐殺や和解といったキーワードにはあまり興味はなく、
それについて深堀りしようとは思いません。

ですが、やはり、ルワンダに来たからには、ジェノサイドだろうと思い、
行ってきましたジェノサイドメモリアル。

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地方にもいくつかありますが、キガリ市内には、キヨブという地域にあります。
メモリアルは、①ルワンダのジェノサイド、②ジェノサイドで亡くなった子供
③他国のジェノサイドの歴史 の3つのパートにわかれています。
ジェノサイドの歴史から、実際に被害に遭われた方の遺影、
遺留品や骸骨も展示してあり、生々しい印象です。
因みに、イギリスのNGOが設立に関わったらしく、内装はスタイリッシュ。
お土産屋さんやカフェ、庭園みたいのもありました。
展示だけでも、ゆっくり見たので2時間弱くらいかかってしまいました。


感想は「後味が悪い」。
「こんな大変でかわいそうなことが起こったんですよ。」
と淡々と悲惨さを伝えている感じで、
日本で夏にやってる戦争映画見ているみたいでした。
復興についてもフォーカスしたら、
「ルワンダも未来に向けて頑張ってます!」感が伝わって応援したくなるのに、、


すごい失礼な感想ですが、何故そう思うのかというと、

 

私は、生まれた時から戦争は無関係で衣食住も整っており、
幸せな環境で生きてきました。
(バブルがはじけた直後で、失われた20年なんて言われてましたが)
そのような環境で育ったからか、
イマイチジェノサイドのような大変悲惨な事実は、感情移入ができない、
というか自分に投影できなくて、現実味を帯びず、
まるで「物語」のようなのです。

ただ、おそらく、ルワンダの方にとっては出来ることなら、
忘れたい事実かもしれません。
でも、悲惨なできごと程、忘れないようにしなければいけない。
だから、ジェノサイドのような悲惨な事件が起こった事実、
背景とその結果を把握すること。
二度とそのようなことを起こさないように自分なりに
解決策を考えるきっかけを与えることが、
このメモリアルを訪れる意義なのでしょう。f:id:fumiaoki:20141118062852j:plain
△メモリアルからキガリの町を一望できます。美しい町並みです。