ルワ女-とあるルワンダで働く女子大生のブログ-

アフリカ(ルワンダとナイジェリア)で働いている日本人女子大生でした。憧れの新橋OL→中古車屋(24) アフリカの商売について綴ります。

遅くて高い。。。ルワンダのビジネス。

「お客とるきあるのか?」と思わず言いそうになる。
彼らと取引すると、日本の30倍進むのが遅く、値段は日本より高くなる。

 

ナイジェリアはインフラが整っていないから、進むのが遅かったけれど、
がめついと感じるほどにやる気は見られた。
ルワンダは、インフラも整ってないし、人々が穏やかすぎるからか、
やる気がまるで見られない。
ルワンダもナイジェリアも、東アフリカ、西アフリカそれぞれで一番の経済成長率を誇っていますが、ルワンダの緩さにはめげそうです(笑)

 

ルワ女は、現在RuiseB Rwandaの店舗運営に関わっています。
RuiseB Rwandaのルワンダの認知度向上施策の一貫として、
名刺型のフライヤー作成を行っておりました。
印刷するために、街に出かけたのですが、
まず条件に合う印刷屋がみつからない。
両面印刷で名刺一枚200フランとかいうんですよ?(約30円)
100枚で20,000フラン約3,000円です。
しかも、データ渡しでも勝手に変更したり、印刷の仕方がわからなかったり、、、(笑)

 

ようやく1件、交渉の結果10枚で800フラン(約115円)で
やってくれる所を見つけました。(ただし、名刺型にカットするのは別料金、、、)
印刷する紙のサンプルを見せてもらって、
光沢のある高級感のある紙を用意してもらうことにしたのですが、
「今は、その紙がないので、探しておくよ。」と。

 

データの細かい変更があったので、了承し、
2日後また向かいました。

ルワ女「紙は見つかった?最終版のデータを持ってきたよ!」
「紙はない。ちょっと待ってて見つけてくる。」
ルワ女「・・・・。(探しておくって言ったのに)」
15分後。
「その紙がなかった。こっちの紙でもきれいだよ。」
ルワ女「・・・・。(お、おう。)」

以前、依頼した紙は、オーナーと相談して決めたため、
私の一任では変更できず、再度持ち帰ることに。

 

結局、新しく提案してもらった紙で再度依頼したのですが、
そんなこんなでデータを印刷してもらうのに5日もかかってしまいました。
日本だったら2時間で終わるタスクなのに、
アフリカタイムとはいえ流石にムダが多すぎやしませんか(笑)

 

何故こうなってしまうかというと、今回の場合は、
(印刷屋の)探索コストがかかるため、比較的条件の良い所を一度見つけると、
それ以上は探索せず、そこに依頼してしまうから。
こっちは、○○といったらここ!的な選択肢がなく、た~~くさんある印刷屋から、
いくつかあたって一番条件のいいところを選ばないといけないのです。

 

つまり、競争はあるようでなく、消費者の立場が弱いため、
サービスの向上はまだまだ見込めない。
こうした環境で、価格イノベーターや技術イノベーターが参入してきたら、
まだ状況が変わるのかもしれませんね。
そして、まだまだ未開拓で、参入できる分野が沢山あるから、
こっちでビジネスするのは面白いのだとと思います。