ルワ女-とあるルワンダで働く女子大生のブログ-

アフリカ(ルワンダとナイジェリア)で働いている日本人女子大生でした。憧れの新橋OL→中古車屋(24) アフリカの商売について綴ります。

ルワンダの不思議③働かないのか、働けないのか。

「仕事がない。」

日本でも良く聞きますが、ルワンダでも良く聞きます。
見ず知らずの外国人である私に、
「仕事を探しているのだが、何か紹介してくれよ。」
と尋ねてくるくらいですから、深刻ではあるのでしょう。


しかし、平日の昼間、街を歩いてみると、ゲームを楽しんでいる人もいれば、
ぼーっと座っているだけの人もいます。
就職難な訳ですから、学生は一生懸命勉強しているのかと思い大学の講義を覗くと、
ノートなければ、ペンもない。
いじっているのはスマホで、What's upをカチカチ。(メッセージ用のSNSで日本のLINEです。ルワンダではWhat's upが人気のようです。)
ただ、寝てる人はいませんでした(笑)

困ってるはずなのに、何故か必死さがない。

というか、本当に困っているのか?という印象。
理由は、「稼げたらいいけど、まあ稼げなくてもいいよ。でも、ご飯食べられなくなるのは困るなあ・・・」くらいに考えている方が多いからでしょう。
でも、海外諸国はそんな国に多額の援助しています。
ルワンダは、歳入の約31%は、海外からの贈与で成り立ってる国です。
(国のお金の3割を海外からもらってる訳です。)
そんなことを考えると、「もうお金なんてくれてやるなよ。」と思いませんか?

 

勿論、一生懸命働いているのにお金がなかったり、
小学生くらいの子供が100フラン頂戴など言ってきたりする現状はあります。
ただ、そうした貧困、つまり格差の負の影響を受けている人たちがいることは、
日本でもあまり変わらない、というか社会主義でなければ、
どこも似たような状況はあるでしょう。

 

だから、アフリカだから~、ルワンダだから~といって、
援助しかも贈与してしまっては、
その国がいつまで経っても甘えてしまうのではないでしょうか。


雇用問題は、多数の社会問題にかかるボトルネックであるとルワ女は考えています。
解決のためには「援助より投資」がやはりキーワードになると思います。
ただ、投資にはそれなりのペイを求めますが、ルワンダは正直あまり見込める分野はないでしょう。

だからといって、
「貧困が深刻です。助けてください。。。かわいそうでしょ?」
「投資してもむしろマイナスになりそう。。。お金くれてやるからそれでいいだろ?」ではなく、

対等な立場になるようお互い努力していくことが重要ですよね。


ルワ女も、これからビジネスを通して色んな国に関わっていきたいです。