ルワンダの不思議①ほんとにあったグッドガバナンス
アフリカっぽくない
ルワンダに来た最初の印象は、「アフリカっぽくない」でした。
ナイジェリアしかアフリカ大陸にある国を知らない私ですが、
東アフリカに精通している方や、
某政府機関の方なども同じ様なことを仰っていたので、
皆さん同じような印象を受けているのでしょう。
何が「アフリカっぽくない」というと、カオスさが足りない。
街は綺麗で整然としている(道にゴミがほとんど落ちていない!)し、汚職も少ない(これすごいことですよ!)、人々も落ち着いている。
途上国で、経済的に貧しいかもしれないけど、どこか先進的なのです。
なぜ、このような状態なのか。
理由はいくつも挙げられますが、「政府のリーダーシップの強さ」が特徴的です。
ルワンダは、統治がもんのすごく良く効いているのです。
例えば、警察。
駐車違反で罰金になってしまったとします。
ナイジェリアや他の途上国では、基本的にその場ですぐ精算できますよね。
(警察官への賄賂も請求されることも多いかと思います。)
しかし、ルワンダでは、「その場で精算はできないので、免許証を没収します。後ほど、税務署に行って罰金を支払って下さい。」なのです。
こんなこと他のアフリカ諸国であるのでしょうか?
しかも、政府が突然条例を出したりします。
このブログに前出しましたが、トタンを新しいものにしろ!とか工場地帯を移動させるのでどいて!とか。
そんなこと言っておいて、お金をださねばならないのは国民なので彼らも大変でしょう。
でも、ルワンダの人たちは、それに出来る限り従おうとするのです。
傍からみれば、よくまあこんなにも政府から締め付けられて、
我慢できるなあと思います。
ですが、きっと20年前の虐殺を受け、政府から強く変わろうとして、国民も変わりたいっと思っているのではないでしょうか。
ただ、実現可能性が低い場合でも、突っ走ろうとしてしまう政府らしいので、
そうした場面で他の国が口出して行けばいいなあと思います。
▲首都キガリの道。ゴミがほとんどないです。