ルワンダは紙袋社会。
ルワンダではビニール袋が使えません。
何を買っても、紙袋に入って渡されます。(流石にチーズや肉の小分け袋はビニールにいれてありますが。)
理由は、ビニール袋の使用の禁止が国で定めされているからです。
なぜ、禁止されているのかというと「土に帰化しないから」です。
日本の場合ゴミの焼却場が機能しているため、
ビニール袋等も燃やすことが出来て、ゴミは蓄積しません。
(ただし、灰の問題はありますが。)
ルワンダの場合、土地も狭く、ゴミの焼却場などありませんので、
土に帰化しないものは、ゴミとして溜まったままになり、
ただでさえ狭い土地がゴミだからけになってしまいます。
そこで、ルワンダ政府は、2005年にビニールの使用を一括廃止にしました。
それ以降、ゴミを捨てる袋も紙袋、スーパーで買い物をしても紙袋。
輸入品も規定に合わないビニール製品(食品を個装するビニール袋も含む)は、輸入できなくなりました。
それを受けて、実際に進出する予定だったポテチの会社?が商品を出せなくなってしまったこともあったそうです。
日本から来た当初、ビニール袋がない生活なんて不便だろうなと思いましたが、意外に困りません。
むしろ、紙袋の方がおしゃれな気もします。(笑)
ただ、今ルワンダに出回っている紙袋は茶色一色。
スーパーによっては、自社のロゴを入れていますが、やはり少し地味な印象。
日本なんかは、紙袋もマーケティング試作の一つですが(服屋のショップバックが代表的)、ルワンダではまだそういうことはしばらく出来ないでしょうね。
その代わり、印刷技術が向上して、複数色の印刷もコストがかからないようになれば、今はただ使っている紙袋も、良い宣伝ツールになるのではないでしょうか。