ルワ女-とあるルワンダで働く女子大生のブログ-

アフリカ(ルワンダとナイジェリア)で働いている日本人女子大生でした。憧れの新橋OL→中古車屋(24) アフリカの商売について綴ります。

アフリカビジネスがアツイ!しかし、アフリカビジネスは難しい。原因は3つのKにあるのではないか。

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▲ルワンダ、キガリ市内のどこか。バイタクは揃いのジャケットにヘルメットです。

アフリカビジネスがアツイ!?
アフリカ大陸。日本では最後のフロンティアと称され、徐々に注目を集め始めています。
また、ある予測では、2050年のGDP順位は、ナイジェリア5位、日本8位と、日本はナイジェリアに抜かされてしまうそうです。
諸々の指標や現地の活気等々を鑑みても、アフリカ諸国は既にビジネスの相手国なのではないかと思います。(ただしアフリカ諸国を一緒くたにしてはいけないでしょうけれども。。。。)ただ、やはり難しい。その難しさは何かを勝手にまとめました。

 

アフリカビジネス3つのK。
インフラが整ってないことや、治安が悪い等々ありますが、
既に日本人でアフリカでビジネスされている方はいらっしゃいます。私が、ナイジェリアとルワンダでビジネスをされている方々から伺ったビジネスの難しさは様々ですが、主に以下の3つのKにまとまります。

①高コスト
②交渉の難しさ(めんどくささとも言う)
③感覚の違い
これは上記2点のKにつながる。

少し解説すると、
①高コスト
コストはa.人件費、b.物流コスト、cその他に大きく分けます。
③感覚の違いが①aと②に影響を与える要因であります。
どういうことかというと、仕事に対する対価の考え方が違うのです。例えば、「皿洗いを100枚1時間でしたので、1000円ください。」というよりも、「お金持ちが仕事を頼んだのだから、1500円下さい。皿洗いは100枚しますよ。」。
つまり、「これだけの仕事をしたのでいくら下さい」ではなく、
「あなたの仕事だからいくら下さい」となります。
すると、外国人が仕事を頼むと、ローカルの人が頼むより高くなります。
前者の日本人の感覚は、後者のような感覚を持つローカルの人にはわかりません。だから、交渉が難しくなるし、結果的に人件費が意外に高くなります。

①b物流コストは、ルワンダのような内陸国では問題です。
アフリカ大陸はかなり広いです。
東の端から西の端はロシア横断と確かほぼ同じです。
だから、内陸国が輸出する、または隣国からモノを運んで自国でつくる場合としても陸路分の物流コストがかさみ、コスト優位には立てないのです。しかも、質も良くない場合、どう差別化するの?誰が買うの?ってお話になりますよね。

以上が現地の見聞で綴ったアフリカビジネスの難しさです。
それでも、中国、韓国人でうまく稼いでいる人はいるから、面白いなあ!