ルワ女-とあるルワンダで働く女子大生のブログ-

アフリカ(ルワンダとナイジェリア)で働いている日本人女子大生でした。憧れの新橋OL→中古車屋(24) アフリカの商売について綴ります。

ジョウロはないが、とうもろこしを育てる。

とうもろこしを育てる。
ルワンダにはメイズというとうもろこしに似た植物があります。
しかし、見た目は白く、味もあまりありません。
そこで、日本のとうもろこしを育てて売ってみようという試みです。

 


早速、水やりのためにジョウロを探しにショップへ。

f:id:fumiaoki:20141030044456j:plain

土曜日でしたが、店主がいないようです。


・・・探しましたが結局見つからず、そのまま種まきに。

 

f:id:fumiaoki:20141030050300j:plain
畑に到着後、順調に種まきを始めますが、道具が基本的に揃わないので、
そこらにある木を切って柵を作ります。

f:id:fumiaoki:20141030044404j:plain
外国人が珍しいのか近所の子供たちが近寄ってきてきます。

 

f:id:fumiaoki:20141030050209j:plain

無事に種まきも終わり、最後に水遣り。
畑の管理をしてもらっている家から水を買い、結局オケで水遣りをします。



帰りにもう一度先ほど訪れたショップに行きますが、やはり見つかりません。

そこで、家具を専門に扱うショップが集積している地域に行ってみることに。

・・・・・

・・・

・・

f:id:fumiaoki:20141030054446j:plain

ありました!4000フラン(約300円)です。
日本だったら100均でも行けばそれらしいものが置いてありますが、
途上国ではジョウロ一つでも探す時間がかかります。


このように、途上国ではモノが揃いません。
なぜかというと、現地の人が買えないし、買わないからものが多いからです。

この度の種まきに必要なジョウロや柵だって、
結局あるもので済ますことが出来ました。
その代わり、体力と時間がかかりました。

日本からやってくると「なんてムダなのか」と思うかもしれませんが、
こちらではそれが「普通」。
途上国で生活するには、体力も時間もかかる。
でも、体力と時間をかけるのが最善策だったりします。
そうした日本人的なムダを笑って過ごせれば、途上国でもやっていけるそうです。

途上国に来る目的は様々ですが、こちらで生活してみることの意味の一つとして、
自分の適性を図るということもあるのではないでしょうか。

ルワンダごはん!おしゃカフェ編Part2~KOICA支援の背景には?~

KOICA(韓国のJICAのような機関)の支援で設立された、
ベーカリーカフェRZ MANA(ラズマナ)。
ルワンダでは珍しい、セルフサービス方式のパン屋さんです。

f:id:fumiaoki:20141028153854j:plain

こちらも、ルワンダの高級住宅地方面のニャルタラマに位置し、
RDB(Rwanda Development Board)のすぐそばにあります。

 

f:id:fumiaoki:20141028154051j:plain
▲店内の様子。夕方の来店だったので、既に売り切れているパンもありました。
f:id:fumiaoki:20141028154458j:plain
▲カフェ機能もあるので、ドリンクメニューもあります。

f:id:fumiaoki:20141028154502j:plain
▲人気はエッグタルトらしい。700フラン(約100円)

f:id:fumiaoki:20141028154040j:plain
▲ケーキも置いてあります。 

RZ MANNA設立の背景には、ルワンダ人の自立支援が含まれています.
現地の方に、「パン作り」の技術を取得してもらうことにより
自立を促進。
高価格設定にしビジネスという対等な立場を確立、
継続して支援し続けられるということです。
しかも、店舗という目で見えるものがあることで、
韓国支援の存在感もあるのではないでしょうか。

対して、日本の支援と聞くと、イマイチクールなものがないというか、
その時の産業構造に合っているけどその後発展してそんなもの要りません!ってなるような事例が多い印象。
(まあ、日本にとっては養蚕とか縫製って途上国で安価で生産できるようになれば、
良いのかもしれないけれど)

そうして考えると、「調理」の技術移転って新鮮。
しかも、店舗があるってことは「小売」に近い技術移転もしてる、
韓国企業が進出しやすい環境作りへの一助にもなっているのではないでしょうか。



ルワンダごはん!~ルワンダで見つけた素敵なお食事屋さんを紹介~韓国人経営の日本食屋”栄”

 

f:id:fumiaoki:20141028152322j:plain

ルワンダの高級住宅地が立ち並ぶ地域、ニャルタラマから車で約10分。
小さな丘の上に構えているお店が日本食料理「栄」です。
(ルワンダはどこいっても丘ばかりですが、、、)
ただ、日本人経営の日本料理屋はやはりルワンダにもありませんでした。

店内は、小奇麗で広々としており、内装も少し日本風。

f:id:fumiaoki:20141028152509j:plain
▲店内の様子。

f:id:fumiaoki:20141028152532j:plain
▲外にはBBQが出来るように炭火も用意。

メニューは味噌汁から蕎麦、焼き鳥まで様々。
ルワンダは内陸国で淡水魚が主なので(淡水魚はピラティア?というもの、美味しくはない)、
海水魚を食べられる数少ないお店ですが、価格は高めです。
700ルワンダフラン≒100円で換算で、
下のメニューの焼きそばは8,000RWFなので1,142円ですね。

店員は、厨房に4人、フロアに5人程で、全員男性。
ルワンダ人は魚をさばけないそうで、
厨房のスタッフはケニアから何らかの理由でルワンダに来てしまった方を雇っています。

客層は、高価格帯なのでアジア系問わず外国人が多めですが、
現地の高所得者もいるようです。

f:id:fumiaoki:20141028152906j:plain
▲メニューの一部。

f:id:fumiaoki:20141028153055j:plain
▲サラダ。ルワンダはアボカドが美味しい。

f:id:fumiaoki:20141028153109j:plain
▲カリフォルニアロール??寿司??中にアボカド入ってます!



ご馳走様でした!

ルワンダごはん!~ルワンダで見つけた素敵なお食事屋さんを紹介~おしゃカフェ編

悪いが、感動する程おいしい料理はルワンダにはない。
食文化があまり発達しなかった背景は、諸々あるのですが、
食事は、豆!トマト!いも!牛乳!たまに肉。以上。といった感じです。

その中でも、日本人の好みに合いそうなお店を紹介します。
まずは、ベーカリー兼カフェ「BRIOCHE」(ブリオッシュ)。

f:id:fumiaoki:20141028042308j:plain

ベルギー人のパティシエが経営しているそうで、昨今店舗数を増やしています。

f:id:fumiaoki:20141028043021j:plain
▲ケーキも美味しそうです。   

 

f:id:fumiaoki:20141028042452j:plain
▲テラスからの眺めは良いですが、大雨が降ると中側に移動しないといけません。


テラスで軽食もとれますが、ベーカリーがメインなので
ドリンクメニュー、サンドイッチやパスタが中心になっています。

f:id:fumiaoki:20141028042442j:plain
▲カプチーノをオーダーしました。

ルワンダの組合

私事ですが、10月21日に急性胃腸炎にかかり(笑)
一週間ほぼ動けなかったため、ルワンダレポートをお休みしておりました。

 

Cooperative
ルワンダでは、Cooperativeつまり組合(会社の縮小版のようなもの)が多数あります。
組合ごとに得意とするものが異なり、裁縫やカゴ編み。
カゴ編みの中でもアガセチェが得意だったり、
カゴが得意だったりします。
こうして「仕事によって技術をつけ、自立させる。」といった機能を持ち、
雇用を担保しているのです。

f:id:fumiaoki:20141028035434j:plain
▲ルワンダの民芸品のバスケットです。至る所にあります。

 

Cow Horn Cooperative
先日商品の仕入れのために訪れたのは、Cow Horn Cooperative。
キガリの中心地から自動車で5分程に場所に位置し、
このCooperativeは日本人の元青年海外協力隊の方が、
ストリートチルドレン支援のために設立しました。
詳しくはこちら
研磨などの過程を経て、牛の骨の加工品を作っています。

f:id:fumiaoki:20141028040954j:plain
▲原材料の牛の骨です。加工すると美しい商品ができます。

 

「We don’t have jobs.so no one here today.」
f:id:fumiaoki:20141028035923j:plain
▲組合リーダーのポール。

ですが、運営がうまくいっているようではありません。
大手企業が原材料の牛の骨の一部を買い占めてしまい入手できないことと、マーケや営業担当できる人材がいないため、新しいオーダーがないことによって仕事がまたなくなり始めています。


こういう光景を以前ミャンマーでも見て、なんとかしようとして動いたことはありますが、現地の方が
「困っているようで困ってない。」のも事実です。
なので、寄付金があっても現地の方は「よかった」で終わってしまいます。

 

「困っていそうに思われる」彼らに出会った時、
「どうにかしてあげたいな」と思うならば、まず良く相手を知ることが重要。


その上で「どうにかしたい」ならば、対等な立場で、出来る限りのお金使うか、
お金を作り出す仕組みを作ることが出来ることなのではないでしょうか??

エボラもボコハラムも怖かったけど、実際行ってみると意外に騒がれていない。

エボラ出血熱、ボコハラム。
西アフリカのネガティブなニュースがよく報道されています。

私が西アフリカで基本的に滞在していたのは、商業の首都ラゴスですが、
町はあまりエボラやボコハラムに関して緊張している雰囲気はありませんでした。
それよりも、当時開催されていたナイジェリア対フランス戦の夜の街の方が緊張していたような気がします笑

 

さて、ナイジェリアのエボラ出血熱の感染死者が8名。
対して統計上の人口約1億6千万。
全体から見て感染者数は微々たるもので、現地のナイジェリア人にとっては、「ああ、運が悪かったのね。」程度でしょう。

ボコハラムも同様。
ボコハラムがドンパチしているのは、主にナイジェリア北部。
「この国のここのラインから上に行ったら、死ぬからやめて下さいね。」なんて
現地にいたときに某国際機関の方に言われましたが、
ラゴスに住んでいる人には「私には関係ないわ」の話題でしょう。
ラゴス市内でのドンパチもありましたが、日本でだってこの前池袋で発砲事件があったではありませんか。
いつどこで何が起こるかは、どの国でもわかりませんよね。
ただ、ナイジェリアの場合は実行団体がはっきりしていて、規模が大きいと思います。

つまり、エボラ出血熱もボコハラムも確かに怖いし、重大かもしれないが、
現地の方は意外にその話題に関して騒いでいない。という印象を受けました。

f:id:fumiaoki:20141023230101j:plain

▲ラゴス市内の交通渋滞。いい自動車も走っています。

ルワンダにて鶏60羽をバイタクで運ぼうとした男性、逮捕される。

商品の仕入れのためにマーケットに向かっていました。
マーケットの正面に人だかりが出来ているので何事かと思いきや、
警察が鶏を蹴っているではありませんか。
その周りには沢山の鶏と、男性とバイクタクシー。

 

何があったのかと伺えば、
あの男性が右手に30羽、左手に30羽持って、バイタクで運ぼうとしたんだよ!
… いやいやいや、、、、どゆこと?(笑)

「ルワンダの規則では、動物と人間は別々に運ばないといけないのさ。

もし規則を破った場合100,000ルワンダフラン(日本円で約1万4千円)の罰金だよ!
まったく厳しい規則だね、、、」
……(^0^))
………(^0^))爆笑

 

ルワンダの教師の給与が約5,000円なので、鶏を運ぼうとして、警察に見つかり、3ヶ月分の給与分の罰金は確かに厳しいかもしれないけど、
普通、鶏60羽も手に持って運ぼうとしないでしょ(笑)

 

途上国では、そりゃ無理だろ。。。ということが実現されることもしばしばあります。
今回の事件はそれを象徴しすぎていて不謹慎ですが爆笑でした。